いつだってどこでだって

夕刊で作家のあさのあつこさんが、今はヒトに対する思いやりや愛情が枯渇してしまった時代である、と書いていたけれど、そんな愛にあふれた時代がかつて存在したか?と思ってしまいます。


そんな時代はこれっぽっちもなかった。


そのようなヒトは、どんな時代にも少数いただけです。


人間は自分に関わりのある歴史を肯定したい生き物なので、思い出は美化されるし、故郷はどこでもいいところだし、日本史は捏造されます。


今も昔も、人間はいつでも基本的にダメなのだ。
自分や自分の身内を守るためならどんな汚いことでもしてしまうのだ。


だからこそ、いつでもどんな状況でも、愛を失わない少数派でありたいと、そんなふうに思っているわけなんです、ワタシは。
まあ難しいけどさ。