ほどほど

お茶の葉せっけんで小麦アレルギー発症、しかも重症、みたいな記事を読むと、ニンゲンが異物と認識するその免疫システムの複雑さを感じます。
普通なら、食べて大丈夫なら顔にぬっても大丈夫って思うよね。


でもこのせっけんは、小麦を分子レベルにまで分解して混ぜ込んでたみたいで、とりあえず自然には存在しない状態のものを摂取したことになるみたいです。
お茶や小麦粉を顔に塗る、ということではない、のですね。


だから酒粕せっけんとか豆乳せっけんとかヨモギせっけんとか、あるいは普通のせっけんでも、その中に細かく化学分解された成分が含まれてる場合は、皮膚に浸透してアレルギーの原因になる可能性があるということです。


って言うか、皮膚に浸透しないならお茶とか豆乳とか酒粕とか関係ないんちゃう?という根本的疑問はちょっとおいといて・・・


それにしても、です。
人の体の、異物を排除しようとするその強烈な拒否反応。
守ろうとして、それがその人自身を殺してしまうというシステム。


なかなか考えさせられるものがあります。


人の体も、人そのものも、国も。


排除しすぎるとそれは自分に返る。