春樹ふたたび
村上春樹の最近の人気の不可思議さについては、昨日コーイチ君の日記に書いてあることが全てだと思う。
その手を語らせるとコーイチ君はやっぱりカシコいのだ。
日本社会について深く懐疑的な思いを抱いている彼が、その日本社会そのものから支持されるという矛盾。
日本の戦争は間違っていなかったと教える歴史の教科書を支持する人も読んでいるのかな。
狭いニンゲン関係の中で、空気読み合戦しながら読んでいるのかな。
占いや宗教団体に群がりつつ読んでいるのかな。
働く人を追いつめる企業のトップも読んでいるのかな。
彼がイスラエルについて、「卵と壁」にたとえた発言をしたときも日本じゃ大絶賛されたけど、大絶賛したマスコミの多くは「壁」側やん、と思ってゲンナリしたんですが。
でも、多くの人が読むってそれはすごい。
ではワタシも読みます。