仮面の告白

前にも書きましたが、私は学校の教科では「現代国語」が好きで、救いでした。


現代国語というのは、一見、学校の教科のふりをして、全然学校に馴染んでないもの、なのでした。
社会に有益な人を育てる、というフツーの学校のあり方からすると、あきらかに有害なもの、なのでした。
石川啄木とか萩原朔太郎とか太宰とか、まったく社会性なんかないヤツらの文章を「学習」する、それはそれはパンクな学習タイムなのでした。


そんなわけで、国語の教師というのは実はクロいんです。
学校という、社会に飼われた構造のなかで、唯一、今の社会について疑問を呈する教科を教えているのです。
実はこのようなことがコーイチくんの職業の正体なのです。
国語教師とバンドマンというのは、相容れないようで、実はおんなじなんです。


まあそのように社会逸脱推奨国語教師の被害者の一等賞が、実はギタリスト・リョーヘーちゃんかもしれないという昨今のウワサ。