山の翁の話

むかしむかし、山を伐採してそのかわりに杉を植林する政策がとり行われたそーじゃ。


その結果、根っ子の浅い杉は、自らの根っ子に水を蓄えることができずに、大雨ですぐに洪水をおこしてしまうようになってしまったのじゃ。


しかも今は杉山はほったらかしなのじゃ。
木材は外国から輸入してくるのじゃ。
ほったらかされたら山は荒れるのじゃ。
荒れればより洪水になるのじゃ。


今、アタマの悪い政治家は「エリート」を育てる教育をしろと言うのじゃ。


それはかつて山に杉ばかり植えたのと同じ愚じゃ。


同じ種類の人間を植えるのじゃ。


その害は花粉症じゃすまぬぞ。