虚無のユーモア

最近は長編小説を読む時間がなくて、短編を拾い読みしてるんですが、たまたま読み返すと星新一って良いですね。


いつの頃からか世の中、「汗と涙と一生懸命」だけがもてはやされるようになったけど、まあひとつ間違えばキケンよね。


戦後すぐの表現者たちは、そーゆーのがどんだけキケンなものか実感してるから、表現が汗臭くない。
クール。
そして深いやさしさ。


ニンゲン、虚無を感じることを忘れるとロクなことないです。


絶望の極みにほんとの笑いがある、と思う。