2010-05-02 虚無のユーモア 最近は長編小説を読む時間がなくて、短編を拾い読みしてるんですが、たまたま読み返すと星新一って良いですね。 いつの頃からか世の中、「汗と涙と一生懸命」だけがもてはやされるようになったけど、まあひとつ間違えばキケンよね。 戦後すぐの表現者たちは、そーゆーのがどんだけキケンなものか実感してるから、表現が汗臭くない。 クール。 そして深いやさしさ。 ニンゲン、虚無を感じることを忘れるとロクなことないです。 絶望の極みにほんとの笑いがある、と思う。