うたのチカラ

歌詞は、曲に乗せるという関係上、言葉そのもののリズム感を無視するわけにはいかないけど、リズムを重視するあまりに歌詞の内容が薄い曲は飽きる。
歌詞にはやっぱりある種の世界感が欲しいと思う。
それがないと、奥行きがなくてぺらぺらした曲になってしまうから。

わかりやすい歌詞じゃなくてもいいし、支離滅裂な歌詞でもいいんだけど、聴く人の心を何らかの形で揺さぶって欲しいし、揺さぶりたい。

今日、ブリティッシュがレコーディングの唄入れしてるスタジオにひとりで遊びに行ってみたんだけど、じっくり聴く歌詞に改めて凄みを感じました。

昔、遠藤ミチロウさんが、パンクは肉声の復権だった、みたいなことを言ってたんだけど、肉声のパワー!のパワーは基本であり最後の砦。

ボーカリストの世界は深い。